おしゃけ入門

この記事はK3 アドベントカレンダーのn日目の記事です。



ごきげんよう。
どこに書くんだ、これ?ってなって、ここに書いてます。

K3ではNARC班のヒラでJCSSとかやってました。 2013年院卒ですね。
大学関連ということで。そうか、初めてお酒飲むのかー、とTLで眺めて、なるほどなーってなったのでそれ関連で。院生やってたのもあり、幾多の酔い潰れを見てきました。流石にQiitaに書くのは躊躇われたので、こちらで。

呑兵衛になるために、あるいは、適当な付き合い方というのを。 酒は飲んでも飲まれるな。

はじめに

酒は、趣向品です。
無理に飲まなくてOK。
ただし、美味しい。
美味しいお酒を、美味しく楽しむために、その目利きとかそういう話を書きます。
個人の独断と偏見です。

大雑把な分類と製法

酒とは、つまりアルコールを含有する飲料です。古代から作られていただけあって、製造方法というのは簡単なので、まずそこから理解しましょう。
作り方: 糖類を含んだ原料を放置したり、酵母を投げ込んだりします。すると発酵が進み、アルコールが生成されます。完成。
それをそのまま飲むのが、醸造酒
醸造酒を蒸留してアルコールだけ分離したのが蒸留酒
さらに、蒸留酒に何か漬け込んだり、混ぜたりしたリキュールもあります。
それらに別の酒やソフトドリンクなどを混ぜるとカクテルとか言われるわけです。
酒の原料は、糖を含んでいればなんでもいいので、主に果物や穀物が使われます。 ブドウとか、コメとか、麦とか。

醸造酒の例

  • 日本酒(米)
  • ワイン (ぶどう)
  • ビール(大麦)

蒸留酒の例

  • 焼酎(麦、芋、米、紫蘇、etc)
  • ウイスキー(大麦)
  • ブランデー(ぶどう)

リキュールの例

  • 梅酒(焼酎+梅+氷砂糖)
  • 果実酒(焼酎+果実+氷砂糖)

カクテルの例

  • カルピスサワー(カルピス+焼酎)
  • ハイボール(ウイスキー+炭酸水)

アルコール度数

度数とは、そのまんま液中におけるアルコール容量のパーセンテージです。 当然に濃いほど酔います。
が、注意。大事なのは総摂取アルコール量
度数が低くても、たくさん飲めば同じこと。
逆に度数高いお酒は少量を嗜むのように作られてます。

2倍に薄めれば、1/2の度数と等価。

一般的な度数

  • チューハイ 3%程度
  • ビール 5%程度
  • ストロングゼロ 9%
  • ワイン 12%程度
  • 日本酒 14%程度
  • 焼酎 25%程度
  • ウイスキー 40%程度
なお、例外はいくらでもあります。

お酒の飲み方

タイミング

食前酒

飯食う前に飲むお酒。
少しだけ飲んでウォーミングアップする感じですやね。 日本だと軽めの炭酸系(シャンパンとか)だったり、欧米だとちょい強かったり。

食中酒

飯食いながら飲むお酒。
油を落としてくれて、相性がいい。 ステーキと赤ワインとか。焼肉とビールとか。中華料理と紹興酒とか。

食後酒

飯食った後に飲む酒。。。ってなんだ?

酒の肴をアテに

食事のために酒を飲むのでなく、酒を飲むために専用のつまみを用意する。
まあ、好きなタイミングで飲めば良いのだ。

割り方

ストレート

直。そのまま飲む。

ロック

「オン・ザ・ロック」の略。氷入り。

水割り

水で割ったもの。

お湯割り

湯で割ったもの。

チェイサー

飲んだ後に追って飲む水。
悪酔い防止、翌日のためにも強く推奨。

チューハイ

『焼酎ハイボール』、略してチューハイ。「XXXサワー」も同じもの。 日本の居酒屋の飲み放題でよく飲まれている奴ですね。
ソフトドリンクとかを焼酎で割ったもの、と非常に作り易く、原価も安い。アルコールの濃さ=焼酎の割合は店によって千差万別。 焼酎の品質によっては翌日の二日酔いがとても辛いわけです。店を選びましょう。

ビール

その苦味ゆえに嫌われやすい。しかし、慣れると美味しい。
ざっくりの区分けは大手ビール輸入ビール地ビール。 本当はエールとかラガーとかあるけど、飲み慣れてから好きなのをどうぞ。コンビニで色々売ってて、いい時代です。
「生ビール」というのは、『火入れ』工程をしてないものをいいます。 出荷前に火入れ加熱して酵母菌を殺さないと発酵進んで味が変わっちゃう。ので、昔は火入れするのが当然でした。 それが、冷蔵技術の発達により酵母菌が生きたまま。その後は高性能フィルタの開発により、フィルタで酵母菌を除去したものを生ビールとして出荷されるようになりました。 正直、生だから美味いかというと、そんなことはない。
店で飲む生ビールの美味しさは、封開け後の日数と、ビールサーバーの掃除のマメさです。

国産ビール

国産ビールは キリン、アサヒ、サッポロ、サントリーの4社です。
元々はキリンがトップシェアだったのが、アサヒがスーパードライで一発当ててトップに。
戦中に国策で合併したりしてます。詳しい話は日本各地にあるビール工場に行くと試飲付きで説明してくれます。

アサヒ

万人受けする切れ味ドライ、「スーパードライ」。飲みやすさが人気の秘訣。 暑い日に飲むならいいやね。他銘柄も同じ傾向。 唯一、「アサヒ・ザ・マイスター」は美味しかったです。

キリン

「一番搾り」は、スーパードライ対抗のシロウトが飲みやすいやつ。
元々の主力製品は「キリン・ラガー」。ただ、生ビールになって不味くなったので、昔ながらの火入れを「クラシックラガー」の名前で売ってます。僕はこっちが好き。

サッポロ

サッポロといえば、「黒ラベル」。安定感あります。
「エビスビール」もサッポロです。

サントリー

「プレミアムモルツ」で一気に伸びました。
「ザ・モルツ」はなんであんな不味いんですかね? 「モルツ・ザ・ドラフト」は美味しかったのに。

海外ビール

今や、コンビニとか、スーパーでも普通に入手できるようになりました。

ドイツビール

僕、あんま好きじゃないんだよなあ。

イギリスビール

「ギネス」が有名だけど、僕は「バス」のが好き。

スペインビール

かっっっっるい。

北欧ビール

修道院で作ってる小麦とか入ってる奴。濃いけど美味しい。

アジアンビール

亜熱帯で常温で飲む前提で、甘くて美味しい。

地ビール

法改正で長らく寡占だったビール業界への参入が可能になり、全国で流行っています。
美味しいのから、不味いのまで。本当に千差万別。 期待せずに飲むと、美味しかった時に幸せになれます。

瓶?缶?

瓶ビールのが美味しい気がするが、気のせいらしい?
目下が注ぐのが礼儀とされる。注がれる側はコップを最初は傾け、途中から起こして受け入れるのが礼儀(そうしないとうまく注げない)。しかし、礼儀は自発的に行うもの。強制されるものではない。
なお、呑兵衛は気にせず手酌する。
缶は直飲みせず、コップに注いで泡を立てるのが正しいらしい。

ビールテイスト

発泡酒

不味いから飲まなくていい。
ビールの酒税が高いので、ビールの定義に含まれない、ビールっぽい酒を作ったもの。

第三のビール

不味いから飲まなくていい。
発泡酒が名指して酒税あげられてしまったので、発泡酒の定義にも含まれない、別のビールっぽい何かを作ったもの。
海外ビールなんだけど、日本のビール定義には入らないからと分類上にココになってる奴には美味しいのもある。

ホッピー

ビールっぽい原液。焼酎で割って飲む。下町の定番、らしい?
ナカ=焼酎、ソト=ホッピーを個別に(もしくはセットで)頼んで、自分の好みの濃さで飲めるらしいぞ。

ノンアルコールビール

運転があるとかでビール飲めないけど、飲みたい!人のためのもの。
昔は青汁並みに不味かったけど、最近は割と飲める。麦ジュース。

ワイン

全世界で愛飲される、キリストの血。

色別の分類

赤いブドウで作ったワイン。
肉に合う。

白いブドウで作ったワイン。 甘かったり、酸っぱかったり。
魚に合う。・・・って言うけど、生魚<刺身>には無理だろ、といつも思う。 赤よりかいいよね、ってだけだろ、あれ。

ロゼ

赤と白混ぜた奴。

ボディ

フルボディ

渋みの強い奴。

ミディアムボディ

中くらいの奴。

ライトボディ

軽い奴。

産地

『ブルゴーニュ・ワイン』はブルゴーニュ地方の産のワイン。他の地域のワインは名乗れない。 歴史があるせいか、キリストのせいか、そう言うとこにうるさいのがワインって奴。

ブドウの品種

色々あるけど、色々飲み比べて、好きなの選んで。
白のマスカットワインが甘くて好きです。

国別

これ、完全に個人の好みなので。僕、赤のフルボディしか飲まないので。すまない。

国産ワイン

定説としては、赤は基本的に美味しくない。白は美味しいのもある。 気候的な問題(赤ブドウは温暖な地域がいい)なので、仕方ないところもある。
とはいえ、近年、温暖化のおかげか、ワイン醸造家の頑張りか、普通に美味しいのがあってびっくり。
基本的に、ちょっと割高。

フランス

お高い。しかし、流石、美味い。

チリ

安くて美味しい

カルフォルニア(アメリカ)

安くて美味しい

安くて美味しい

買うなら1本(750ml)、1200-2000円くらいのチリかカルフォルニア選べば正解。 ちゃんと味見して商品選んでるようなワイン好きな酒屋を見つけると幸せになれる。
店で飲むなら、ハウスワインを頼むと良い。店のオススメなわけで、それなりなモノを用意してるはず。
とにかく安ければいい、と言う人はサイゼリアへどうぞ。コスパやべえ。

グラス?デキャンタ?ボトル?

ワインっての、封開けたら酸化して味変わってっちゃうから、早く飲んで欲しいわけです。 なので、グラスやデキャンタで頼めるのは 頻繁に注文されるとか、安いとか、オススメの一本(=ハウスワイン)の奴だけ。 ゆうて750mlしかないからね。数人いればボトル頼んでもいいと思うのよ。

ボジョレー・ヌーボー

美味しくないので飲まなくていいです。

日本酒

米を発酵させて作った醸造酒。
常温か、冷やしか、温め(熱燗)で飲む。
書くこと(書けること)多過ぎて、説明面倒くなったので、酒飲みの先輩に連れて行ってもらってください

焼酎

飲まないから詳しくないのだ、、、すまん、、、
ボトルで頼むときは水(+氷)やお湯で割って飲む。

ウイスキー

飲んでみたくなったら、HUBでボウモア頼めばおk。

シングル

約30ml

ダブル

約60ml

種類

モルトウイスキー

大麦の麦芽のみを原料としたウイスキー。

グレーンウイスキー

小麦とかで作るウイスキー。

ブレンデッドウイスキー

混ぜたやつ。

国産ウイスキー

サントリー

「角」とか「トリス」がよくありますが、そんな美味しくないです。 「ローヤル」とか「響」は美味しいです。

ニッカ

朝ドラで大人気。 そうでなくても世界的に人気。
余市(北海道)、宮城峡(宮城県)、知多(三重)
「ブラックニッカ」はやめとけ。

スコッチウイスキー

スコットランドのやつ。
つまりこれがウイスキーだ(大英帝国脳)
地域ごとに分類されるが、特にアイラ島の蒸留所で作られるアイラ・ウイスキーが人気。

バーボンウイスキー

アメリカのやつ。

テネシーウイスキー

つまり、ジャックダニエル。
コカコーラ割りが至高。

賞の類について

モンドセレクション

問答無用で選択肢外。付いてるだけ害悪。

ワイン

コンテストはガチ。
国際コンクール>>>日本コンクール

日本酒

地酒ブームで、品評会ブーム。
品評会出展酒と銘打っているのは採算度外視で作ってる物なので、高くても値段以上の価値がある(ないこともある)

ダメな飲み方

酔うために飲む。これが最低。美味しいお酒に失礼。
眠れないから飲む、は絶対禁止。病院行け。 この業界、どうしてもストレス過多で精神ぶっ壊す人が多いわけですが、それをやって救急車で運ばれて一ヶ月くらい言語認識能が崩壊した友人とかいます。
肝臓壊して透析通いは人生ハードモードになるので、気をつけましょう。

ヤバいモノを飲みたい(避けたい)人向け

  • 日本酒で「鬼殺し」とか名付いてるのは大概やばい。
  • 居酒屋で「日本酒」とだけ書かれた無名の酒はまず紙パック酒だから。。。
  • 一方、紙パックのワインは大手のなら結構飲めたりする。
  • トップバリュのやつはどれもこれも限界を踏み越えてマジヤバイから、あれは人の飲むものではない。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

全く参考にならない気がしてきたので、こんなことよりも、適当な先輩/OB捕まえて 美味い酒を飲ませろというのが早道です。

お誘い、お待ちしております。

以上。

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