レーザー彫刻機を使ってみる

だいぶ寝かせてましたが、動かしてみました。



現状の作業フローとしては

Photoshopで適当に画像を作成/修正
SuperVectorize2でベクタデータ化
iDraw Graphicにてベクタデータ修正、SVG形式でデータ書き出し
GapplinでSVGを表示確認、必要なら手動データ修正
bCNCで読み込み、小修正して、駆動

というところ。
イラレ使いの人ならもっと楽なんだろうなあとフォトショしか使えない私でした。


Windows向けの何かが付属CDに入ってましたが、Macでやりたいんじゃーと試行錯誤した結果が先の手順。
大事なことはベクタデータを作って、それをGcodeとやらに変換し、CNCの方に送信するということ。

bCNCでSVG読み込むといい感じにGコードに変換してくれるので
変換結果を眺めつつ、適宜コマンドを修正して、送り込みます。

ただし、SVGってのが、pdfに近い何かを感じる感じの微妙な規格で
必要に応じて確認と手修正が必要かも、という気持ち。
あと、ベクタデータなのでパスの向きとかが地味に重要になります。
ベクタデータ使えるソフト〜と適当にAppStoreで検索して買い漁ってましたが、ソフト代が本体代に近くなってきたりしてるのは秘密だ。

ちなbCNCはpython2+TKinterらしいのでpipで入れてpython -m bCNCで動きます。



レーザー彫刻機さんとは、つまりにArdunoに制御ソフト(Grbl)とステッピングモーター他を組み合わせたものらしく。
シリアルポートでつないで適宜コマンド(Gコード)を送り込むと、そのように動くだけのものだそうで。
制御ソフトはもともとCNC向けのものらしい。

制御コードは、適当にググったら出てきたので、こちらを参考に眺めてました。
Gコード
Mコード



手で叩く大事なコマンドとしては
$32=1
M3 S100
M5
あたりでしょうか。


$32がレーザーモードの切り替えフラグらしく、1を設定すると、レーザーモードになります。
レーザーモードだと、動いてる時だけレーザーが出るようになります。
これを有効にしないとヘッド移動中もレーザー出っ放しになってしまいます。

どうやらドリル回転数=レーザー出力と読み替えているらしく
ドリルの場合だと、当然に回しっぱなしで、Z軸を上下させるのですが
レーザーの場合は、Z軸関係なく出力だけ変更するだけなので、そこの対応みたい。
$32=0で元に戻ります。


M3は、回転開始。
S100は回転数指定で、多分100rpm。
この特に数字に意味はなく、低出力でオンにするのが大事。
焦点調整するのに弱く出すのに使います。

M5は、回転止め。
レーザーが止まります。


あとは、Gコード眺めてればわかると思いますが
G0が高速移動(ヘッド移動するだけ)
G1が直線移動(削る)
で、それぞれX100 Y50みたいに座標値を指定してやるだけ。

Mでドリルの回転あげたあとは、Gでヘッドを動かしてやるだけという非常に簡単な仕組みなわけです。
あと、M3の代わりにM4ってのがあり、こっちだと移動速度に合わせて出力補正かけてくれるらしく、こっち使う方がいいのかな?とかやってます。

他、大事な概念としてはFeed速度ってのがあり、これはヘッドの移動速度だそうです。
移動速度の基準単位って言った方がいいのか?

レーザーの場合は、速度を上げる=時間あたりの照射量が減る、なので出力を弱くするのと同じ効果に。
ちゃんと焼き切れる範囲で速度をあげる、みたいな運用なのかな?


使っていての感想は、『なるほど、焼き切るのね。』
思ったよりレーザーが収束してくれなくて、線が太い。
まあ中華だしなあ、という感じ。もっと質がいいレーザーユニットを買えばいいのかも。

結構にコゲるので、木とか削ってるとコゲ臭いのが部屋に充満します。
うーむ。。。


もうちょっといろいろ使ってみます。

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